皆さんは「寒茶」ってご存じですか?きっと昔は、日本の各地で作られたであろう素朴なお茶ですが、今では愛知県足助町や徳島県宍喰町など、ごく一部の地域のみで作られているお茶です。
「寒茶」は、大寒の時期に限って作られる日干し番茶。春の新芽を摘まず伸び放題にした枝を折り、枝ごと大きな蒸し器に入れて蒸し、天日で 干して仕上げたお茶で昔から身体に優しいお茶として飲まれてきたそうです。
何でも、防寒のために、お茶の木は秋から同化澱粉と多糖類を葉の中に多く貯えるため、「寒茶」は普通の番茶より甘みがあるとか。
ちょっと前までは、あちこちにお茶の木が植えてあって、自分の家のお茶は自分の家で作っていたそうですが、この寒茶のような作り方をしていたのかもしれません。
自宅のベランダで育てている鉢植えのお茶の木からでも作れるかもしれない。来年の大寒の頃に作ってみよう。そんなことを思いながら、寒茶をおかわりしていました。